基礎知識 PART 2 とれる資格・就職・大学への進学など
日本にいる留学生の約20%が専門学校で勉強しています。専門学校に進学したい人は、よく読んでください。
専門学校 基礎知識(3)
資  格 2年以上の専門課程を卒業すると、「専門士」の称号が得られます。これは日本では短期大学卒業と同じ扱いになります。しかし、1年のみの課程を卒業しても「専門士」の称号は取得できません。 例:パンや調理の学科には、1年課程が多いです。

国家資格(美容師、建築士、旅行業務取扱主任者など)の取得のための授業をする学校が多いですが、これらの資格は日本国内でのみ有効です。皆さんの国で有効かどうかは調べる必要があります。


*参考1 専門学校を卒業することで取得できる主な国家資格など
(分野)
工業……量士補・第2種電気工事士
衛生……栄養士・調理師
教育・社会福祉……保育士・介護福祉士・社会福祉主事

*参考2 専門学校を卒業することで取得できる主な国家資格などの受験資格
工業……2級建築士(木造)・2級自動車整備士
医療……歯科衛生士・歯科技工士・理学療法士
衛生……製菓衛生師・理容師・美容師

就  職

「専門士」を取得すると、日本で就職することが可能になります。ただし、専門学校で勉強した分野の仕事についた場合に限って、「就労ビザ」が出るのがふつうです。

例:コンピュータの学校→情報会社
通訳の学校→貿易会社

現在、留学生が日本で就職するのは簡単ではありません。帰国して就職することも考えておくほうがいいでしょう。

進  学 専 門学校を卒業後、さらに大学や大学院に進学することも可能です。また、2年以上の課程を卒業していれば、大学学部(3年または2年)への編入も認められま す。専門学校と大学の専攻に関連がなくてもいい場合もありますが、大学が専門学校での取得単位をどの程度認めるかによって、受け入れが決まります。

進学のための授業(日本語、英語など)をしている学校もあるようです。
最近は、英語の専門学校に進学して英語を中心に学び、翌年の入学に備える留学生もいます。しかし、時間とお金がさらにかかりますから、現在日本語学校に通っている人には、強くは勧めません。

 
専門学校 基礎知識(4)
学校の質 ・日本語学校の出席率がとても悪いのに合格できる学校は、あまり質のよくない学校です。勧められません。日本語学校の先生に相談してみてください。
→不法就労、不法滞在などの問題に発展するケースがあります。

・留学生が圧倒的に多い学校や、留学生だけのコースを作っている学校があります。この場合、良い面も悪い面もあるので、あなたにとって日本留学の意味があるかどうか、自分で判断してください。

・在籍している留学生の様子や情報を知らせてくれる専門学校は、安心して入学できるでしょう。

パンフレット ・案内に書いていない費用を請求する悪質な学校もあるようです。授業内容、学費の内訳などが丁寧に書いてある学校が安心でしょう。

・学校案内のパンフレットを日本語の先生またはほかの日本人と一緒によく見てください。留学生が気付かない部分でも、日本人なら気付くかもしれません。

・きちんとした学校案内をくれる学校は、安心できますね。これも日本人に聞いてみるといいでしょう。

 
― 注 意 ―
似ている名前が多い
「東京」「日本」「国際」という名前がついている専門学校が多いです。内容も場所も学費も全部違います。前もってきちんと確認しましょう。
例:東京デザイン専門学校 日本デザイン専門学校 東京デザイナー学院
東京観光専門学校 日本観光専門学校 国際観光専門学校

カタカナがついている名前が多い
どんなことが学べるのか、名前からわかりますか?確認するのを忘れずに!
例:ホテル・リゾートビジネス科 アミューズメントビジネス科 インテリア・デコレーター科  メタルクラフトコース ジュエリービジネスコーディネーターコース