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白井義弘
1975年にインドシナ難民に日本語を教え始めたことがきっかけで日本語教師に。
後に東京中央日本語学院を創立。学院長就任。
趣味は、お笑い鑑賞、ジャズ、ラリー、水泳、歴史。「自分が一番バカになれ」がモットー。
最近は、創立以来の理念「多文化共生」を、医療や介護従事者等と連携させる活動を行っている。

 

第3回 ~上司とのやりとり編~

 

横山:  金さん、ちょっと①いい?

金:   はい、横山部長、なんでしょうか。

横山:  5時からの会議で、日本語能力試験の受験者に関するデータが必要なんだけど、資料にまとめてもらえる?

金:   はい・・・・・・でも、今別の急ぎの仕事②をしているんですが。

横山:  そうか、困ったな。何とかならないかな?③

金:   では、ごくごく④簡単な資料になっていまうかもしれませんが、やってみます。

横山:  ありがとう、金さん!

 

 

①「ちょっと」は「すこし」「少々」と同じ意味です。「ちょっとお伺いしたいのですが」「ちょっと困ったことになりました」「ちょっとわかりかねます」など様々な場面で使用できますが、目上の人やお客様などには、「少々」「少し」を使った方が丁寧な印象になります。

 

②この場合は期限が迫っているという意味ですが、ときには「急ぎの書類」「お急ぎのお客様」など、仕事の順位を変えてでも優先させたいことがあるときに使えます。でも「急ぎの用で早退します」など個人的なことにはNG。きちんと理由を説明しましょう。

 

③実は上司の「何とかならないかな」は、「何とかしなさい」という命令ですが、日本の職場では強調性が大切にされますので、横山部長は命令の表現を使っていません。自分が忙しいときも、相手の立場を思いやることで良好な人間関係を保つことが出来ます。

 

④漢字は「極極」と書き、「とても」「非常に」の強調です。「微々たる問題だ」「火が赤赤と燃える」など形容する言葉を繰り返して使います。「ごくごく飲む」とは違いますよ。

 

ワンポイントアドバイス

上司や同僚の仕事にも関心を持ち、和を大切に!!